こんにちは、ハートケアグループ教育本部の岩本です。
ハートケアグループでは、ご利用者の安全で快適な生活をサポートできるよう、様々な委員会を設けて取り組みを行っています。誤嚥防止委員会でも、刻み食やミキサー食を召し上がっている方に、「もっと安全で美味しく食べてもらいたい」との想いから、様々な取り組みを行っていました。その中で調理家電「DeliSofter(デリソフター)」に出会い、昨年12月11日、ギフモ株式会社の水野時枝氏に依頼し、「デリソフター」のデモンストレーションを行っていただきました。(ブログ1)image001水野氏は、パナソニック社員でありながら、ギフモ株式会社を立ち上げ、「高齢者や障がい者など嚥下機能が低下した方でも、お料理を見た目そのままで、いつまでも美味しく食べてもらいたい」という想いで、「デリソフター」を開発されました。
「デリソフター」は、大きさは、幅・奥行き・高さ共に約30㎝ほどの想像よりもコンパクトサイズで、デザインもグッド。そんなデリソフターの企画から開発までの道のりや、デリソフターがどういった場面で活用されているのかなど、ユーモアたっぷりに聞かせていただけました。(ブログ2)image004続いて、色々なお料理や食材で実演・試食です。
まずは「うなぎ」と「唐揚げ」をデリソフターに入れて楽しみに待つこと20分。シュー!と蒸気が上がったら出来上がり。蓋を開けてみると・・・見た目はそのまま、とってもいい匂いが漂いました。
参加者全員でそ~っとお箸を入れてみると、力を入れていないのに唐揚げもうなぎも潰れお箸が沈んでいきます。お肉も柔らかくて、うなぎの骨も気にせず食べることができました。あえて歯を使わず、上顎と舌で押しつぶすように食べてみましたが、無理なく食べることができました。ブログ(デリ)3次の食材は冷凍の「ブロッコリー」「カリフラワー」「にんじん」です。柔らかさには驚きで、ブロッコリーやカリフラワーの茎部分もにんじんも、全く歯を使わずに食べることができました。それと、レンジ調理や茹でた時より甘味が増したようにも感じました。image009次に納豆巻きともち米を使用したお赤飯。
驚いたのは、海苔巻きの海苔。噛みちぎるどころか、口に入れると溶けてなくなりました。ねばねばの納豆も、もちもちのお赤飯も、こちらも歯を使わなくてもおいしく食べることができました。ブログ(デリ)4image011そして参加者からとても好評だったのがこの林檎。お砂糖も一切使っていないのに、コンポートのように甘くて柔らかくて、とってもおいしくいただきました。もちろんこちらも歯を使わなくても食べることができました。ブログ(デリ)5image012   当社有料老人ホームのご利用者にも刻み食やミキサー食の方、嚥下機能が低下して若い時のように好きだった食べ物が思うように食べられない方もたくさんいらっしゃいます。そんな方にも是非ともこの調理家電で調理したお料理や食材を味わっていただきたいと感じた魅力がいっぱいのデモンストレーションでした。
そして嬉しいことに、この度ハートケアグループで2台購入することが決まりました。
まずはおやつレクリエーションやイベント食などで「デリソフター」を使用し、「デリソフター」で調理した食材やお料理の美味しさを、早くご利用者にも味わって楽しんでいただきたいと思っています。