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タイトル
マーク 2010.10.26 line 通所介護(成功事例):スリングセラピーで歩く自信を取り戻した!

事例

本人像:78歳男性 要介護4/脳梗塞


(サービスに至る経緯)

2年前に脳梗塞を起こし、病院で3ヶ月間リハビリを行った。左方麻痺が残ったが退院時には杖で歩行できる状態まで回復した。退院後、自宅内での移動の際、転倒することがあり、転倒する回数が増えてきたため歩くことに自信をなくし、家の中でも車椅子を使うようになる。
状態が悪くなってきていると感じた家族より「家の中だけでも歩いて移動できるようになってほしい」という希望があり、歩行能力の向上を主目的としてデイサービスの開始となる。


(デイサービス開始時の状況)
歩くことに対して不安が強かったため、デイサービスの建物内でも車椅子で移動していた。また移乗動作が不安定で排泄時に車椅子からトイレ便座への移乗の 際には、バランスを崩すため、転倒しないように介護職員が支えて行っていた。その他、立位時には麻痺側下肢に荷重することに不安があった。


(提案・対策)
・歩行時のバランス向上と転倒予防を主目的として週3回、デイサービスでのリハビリを実施する。
・スリングセラピーを使用し、座位や立位でバランス訓練を行う。



ヒント

(経過)

1ヵ月後:立位でのスリングセラピーを行っている時は転倒の不安を訴えることが多い。また大きなふらつきがあり、転倒寸前で介護職員が支えること度々ある。

3ヵ月後:運動中、ふらつくことや介護職員が支えることが少なくなり、バランスの改善が見られる。この頃からトイレ便器への移乗時にバランスを崩すことがなくなり、排泄動作も安定し、見守り程度の介助だけで、ほぼ一人でできるようになる。

6ヵ月後:運動以外の移動・移乗の場面でも、ふらつくことが少なくなり、介護職員の見守りのもと、デイサービス建物内で杖歩行を開始する。

12ヵ月後:デイサービス内での移動は杖歩行となり、介護職員の見守りが必要ないほど安定している。


(現在の状況)

デイサービス内だけでなく、自宅内でも家具や手すりを利用しての伝い歩きや杖歩行で移動するようになった。外出時以外は車椅子を使用することがなくなった。


(利用者の声)

本人の声:『スリングセラピーを使えば、立った状態でも両手の支えがあるので安心して思い切り運動ができた!』


(まとめ)

スリングセラピーを行うことによりバランスが向上し、歩く自信を取り戻した事例である。歩行時の転倒は、歩くことに対する自信を失うだけでなく、骨折のリスクにつながり、最悪の場合は転倒をきっかけに寝たきりになる場合もある。
歩くことに不安を持つ利用者に対しては、安全に運動ができる環境を作ることと、転倒に対するリスク管理が必要となる。
本症例で用いたスリングセラピーはロープを持って行うため、バランスを崩しそうになっても安心して運動ができる。そのため、大きく身体を動かすことや麻痺側下肢へ体重をかける動きも可能となる。
バランス能力が向上したことで歩行時の安定性が改善し、自宅での歩行能力が再獲得できたと考えられる。

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