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タイトル
マーク 2014.04.23 line 有料老人ホーム(成功事例):排泄自立へのトレーニング

経緯

慢性的な膀胱炎で微熱傾向のある方。入居時には、リハビリパンツ・パットに排尿・排便していたが、医師より清潔を保つよう指示があり、トイレでの排泄トレーニングを開始する。


目的と働きかけ

清潔を保つため、トイレでの排尿排便を目指す。

トイレでの排泄を促し、排泄介助する事を継続する。排泄日誌から排尿排便のパターンを把握し、その時間帯に、本人に「リハビリパンツがぬれているか」を尋ね、意識付けし、ぬれていなければ「出るかもしれないのでトイレに行ってみましょう」と促して、トイレで介助する、ということを繰り返し続けた。トイレで排泄できた時には、「良かったね~」と一緒に喜び、根気よくトレーニングを継続した。

トレーニングを始めて1ヶ月が経過した頃、デイサービス利用中に静養室で休養をとっていた本人からナースコールがあり、行ってみると、「なんにもないけど、トイレに行きたいので連れて行ってくれますか?」と、自分から尿意を伝えてくれた。そして、トイレで排泄できた時の本人の笑顔を見ると、職員もとても嬉しく、大変さも吹き飛び、一緒に喜びあった。


結果とまとめ

①排泄パターンを把握し、トイレに誘導して排泄介助を行うこと ②リハビリパンツが濡れている濡れていないの意識付けをしてもらうこと ③トイレで排泄できた時に一緒に喜ぶこと を継続して行うことで、最初は失敗も多かったが、少しずつトイレで排泄できるようになった。本人の笑顔に、職員は「全員で取り組んで良かった」と、やりがい・達成感・支援する喜びを実感し、本人も次への意欲につながっていき、排泄の自立に向けて一歩ずつ取り組めていると実感できた。そして、現在では夜勤担当者が部屋に行くと、「ちょうどトイレに行こうと思ったところ」と言って、トイレでの排泄の頻度がだんだん増えてきている。

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