「専門職である自分を振り返る」をテーマに、平成27年4月30日(木)、ハートケアグループの高齢者住宅、有料老人ホームの職員合同で勉強会を開催しました。
ハートケアグループでは、ご入居者の「生活の質の向上」「サービスの標準化」のために、毎月会議を開いていますが、今回さらに『職員のスキルアップの為に勉強会を開こう!』と施設長全員の熱い思いから勉強会を開催しました。
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今回の勉強会では、「もう一度専門職としての自分を振り返り、見つめ直してもらうこと」を目的としていました。普段私たちが行っているケアが本当に適切なケアであるかどうか?専門職としてご利用者の尊厳を重視したケアが行われているかどうか?を振り返り、ご利用者の「生活の質の向上」に繋がるような勉強会にしようと施設長全員で内容を検討し、準備を始めました。
勉強会では、まずは施設長が寸劇を行い、その内容が「適切なケア」なのか「不適切なケア」なのかをグループワークで意見を出し合い「不適切なケア」を適切にするにはどのような対応をすればいいのかを考えました。
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勉強会当日は、職員が5人から6人のグループになり自施設のご利用者を思い浮かべながら熱心に話し合い、たくさんの意見が出ました。
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一見適切に思えるケアの中にも「ご利用者の尊厳は、守られているのか?」「ご利用者の立場に立って寄り添えているのか?」をポイントに再度話し合い、気づける題材を選びました。
そして、「ご利用者のその人らしさ・・尊厳を損ねる要因とは何か?」を考えようと、講義形式で学びました。
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今回の勉強会を通して、入浴介助、食事介助、排泄介助は、介護の中の一部であり、それだけが介護ではなくご利用者を受容、共感し、寄り添える事が専門職として必要であること。「自分や自分の家族がご利用者の立場なら・・・」と常にご利用者の立場になって考え、安心して頂ける介護を提供することが大切であること。を参加者全員で改めて認識しました。
勉強会の感想では、「初心に戻り頑張ります」「決意を持ってこの仕事に従事していこうと思いました」「常に自分だったら・・人として・・を頭において接するべきだと感じました」
「それぞれに寄り添い対応したいと思います」など、この勉強会の目的である、自分の介護を振り返り、見つめ直していました。
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最後に「快適をご利用者に安心をご家族に」をモットーに頑張ります!!と職員全員で宣誓し、勉強会を締めくくりました。
ご利用者の全てを受容し、個々に応じたケアを行い、専門職として寄り添えるよう今後も勉強し、「快適」「安心」を提供出来るよう努めたいと思います。