ハートケアグループでは、日々ご入居者の皆さんが安心して笑顔で過ごしていただけるよう、職員一人ひとりが「やさしい介護10 箇条」を心がけています。この「やさしい介護10 箇条」は、介護に携わる職員の想いや目指す姿を集めて作り上げた、大切な介護の指針です。一人ひとりのご入居者に寄り添い、その方らしい生活を支えることです。この指針を実践し、温かく安心できる介護を目指しています。

やさしい介護にまつわる、職員が日々のケアの中で実践していることや、その中で生まれた心温まるエピソードをこのブログでご紹介します。ぜひご覧いただき、私たちの取り組みを感じていただければ幸いです。

やさしい介護10箇条 1.笑顔で話す

笑顔は、安心感や信頼感を与える大切な表情です。
介護される側は、不安や緊張を抱えていることが多いため、笑顔で接することで、安心してもらえます。「笑顔で話す」ことで、会話が柔らかくなり、コミュニケーションが円滑に進みます。

相手の立場に立ち、思いやりと優しさを持って接し、笑顔で明るくコミュニケーションをとることが、良い介護につながります。

やさしい介護エピソード「笑顔で話す」

【エピソード1】
車いすで過ごされ、お話しされることも少なく、ほとんどウトウトと眠そうにされているご入居者。目線を合わせ笑顔で言葉かけすると、笑顔で言葉を発していただけます。ご自分からほとんど話されないご入居者には、私から話しかけ、刺激のある日々を感じてもらえるよう実践しています。

【エピソード2】
笑顔で話す=笑うと笑顔になる
笑顔で話すのは基本ですが、ご入居者と一緒に笑えると楽しく幸せな気持ちになります。私はお互い笑顔になれるように思いながら介助しています。歌を歌ったり日常を面白おかしく話したり、つい先日もS様に「おたくの声聞いただけで元気になるわ」とお言葉をいただきました。「ありがとうございます!これからもSさんが元気になれるように頑張ります!」と返答すると「ありがとう」とニコニコされていました。

次回は、「2.目線を合せて話す」のエピソードをご紹介したいと思います。

 

<ハートケアグループ やさしい介護10箇条>

1.笑顔で話す
2.目線を合せて話す
3.やさしい言葉で話す
4.敬い大切に想う
5.否定と指示をしない
6.傾聴し同じ気持ちになる
7.ありがとうの気持ちを伝える
8.1人1人のペースに合せる
9.できることを見守る
10.介助(行動)の前には同意を得る