「めまい」は多くの方が悩む症状のひとつです。特に高齢の方は、めまいやふらつきを起こしやすく、転倒などにつながってしまうこともあります。高齢の方に多いめまいは、起立性低血圧や脳卒中、脱水などによるものです。高齢者は、のどの渇きを感じにくくなることもあるので、暑い時期には時間を決めてこまめに水分を補うなどして、脱水症を予防することも大切です。
現在、施設では親指を使っためまいを楽にする「めまい防止体操」や、心と体を元気にする「フレイル予防体操」を行っています。
めまい防止体操
①片手を前に伸ばし、親指を立てる。立てた親指の先を両目で見て、手だけを左右に動かす。頭は動かさず、目だけで親指の先を追いかける。20回1セット行います。
②手を体の正面に伸ばし、利き手を上に、反対の手を胸の位置に置きます。両方の手をジャンケンのグーにし、親指を横に向けます。顔は動かさず、目だけを動かし、「上」「下」 と親指の爪を交互に見ます。大きな声で「1、2、3……」と数えながら10回行います。


めまい防止体操はケアホーム長吉で実施していますが、参加される姿は皆さん真剣で、積極的に取り組まれています。次回の「有料老人ホームの取り組み」では、「フレイル予防体操」をご紹介します。
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