2013年3月 のアーカイブ

営業所通信4月号

2013年3月29日 金曜日

営業所通信4月号をアップしました。

『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ

2013年3月28日 木曜日

事例集とヒヤリ・ハットのページに「有料老人ホーム(成功事例):職員の熱意でターミナルケアまでの長期支援へ」を掲載しました。


有料老人ホーム(成功事例):職員の熱意でターミナルケアまでの長期支援へ

2013年3月28日 木曜日

本人像:90代男性/要介護5 認知症 糖尿病 難聴

 

 利用までの経緯

 元校長で誇り高く、誰に対しても指導的に接するためトラブルになる。数か所のホームを探したが引き受けてもらえず当社の利用となった。歩行は杖歩行できるが、認知症のためトイレの場所を覚えられず排泄はリハビリパンツを使用していた。また、難聴もあり自己中心的な行動をし、妻にも手を上げるようになったため家族は困っていた。娘と妻が介護していたが妻も介護が必要になり、本人の介護ができない状態になったため、デイサービスの利用が始まったが、その後、短期利用をへてターミナルケアまでの長期利用へとなった。


援助の方針と働きかけ

 認知症で難聴、プライドも高く、暴力行為があるため、見守りを重視して周囲の人とトラブルにならないように気を配り、安全を守る。そして、本人の精神的安定を図るため、コミュニケーションをとり、信頼関係を築く。また、歩行バランスが悪く、ふらつきが大きいので転倒に注意し、危険から守る。


暴力行為と介護拒否

 入居当初は、外に出たいと思ったときに職員に遮られると、突き飛ばしたり、杖や傘で突こうとして脅したりして数人寄っても抑えきれないほどの力で、何を言っても逆上した。外に出ようとして出入り口のドアノブを数回壊したこともあった。また、難聴のためホームの職員の指示が伝わらず、自分の思い通りに行動し、介助しようとしても自分のことは自分でできるとおもっているため、介護への抵抗も強かった。排泄介助や入浴介助も拒否し暴力的になり、完了するまでに毎回とても時間がかかった。声も大きく夜間は他の入居者が起きるほどで、説明をしても理解ができず苦労した。

不安を取り除いてあげるにはどうすればよいかと考え、外に出たがる時は、なぜ外に出たいのか、何か不安・不満があるのか、どこか行きたい所があるのかなど落ち着いて意向を聞きとるようにした。数人寄って制止すると興奮して逆上するので担当のスタッフを一人決めて本人の気持ちを落ち着いて聞いた。介護拒否がある時も無理にしようとせず、まず落ち着いてから介護を受け入れてもらえるときに対応するようにした。

どんな時も落ち着いて対応するためには、普段からコミュニケーションをとって信頼関係を築いておく必要がある。難聴であっても、ジェスチャーや筆談を取り入れるなど工夫し、寄り添ってゆっくり会話を続けることにより、スタッフの顔も覚えてくれるようになり、スタッフも本人に対して言ってはいけない事も分かってきて、次第にコミュニケーションがとれるようになった。信頼関係ができてきたことで暴力行為や介護拒否も徐々に減っていった。


難聴への働きかけ

 コミュニケーションをとる時には、気付いてもらえるよう必ず視野に入る位置に移動し、肩を叩いて呼びかけるようにした。してはいけないことを伝える時は、大きく腕でばってんをし、首も大きく横に振った。本人が「あかんのか?」と言って理解した時には首を大きく縦に振ってうなずくなどジェスチャーで伝達した。また、筆談で話をしてコミュニケーションをとった。


家族との連携

 家族は自分で介護できないことに罪悪感をもっているからか、毎日面会に来るので本人と家族の関係は良かった。家族は、ホームに対して介護のプロだから困難な利用者を見てくれて当然という意識があり、介護に対する要望は高かった。家族は来室時に自身で体温を測り、ホーム側が測った体温と違うと指摘したり、夜中に突然面会に来てホームのスタッフがどんな対応をしているか確認したり介助方法に苦情を言ったりという事もあった。介護に対する家族の指摘に対しては、十分説明し理解してもらえるように努めることで、信頼関係を築いていくうちに本人も徐々に穏やかになり、娘も認知症の父を受け入れることができるようになった。


結果とまとめ

 入居当初はとにかく気難しく対応困難で大変であった。最初職員は本人とのコミュニケーションをはじめ本人の理解や受け入れに苦労し、介護にも労を要した。しかし、ジェスチャーや筆談でコミュニケーションを図り、優しく相手をするように心掛け、できるかぎり本人の意向を大切にして接し、介護拒否があれば無理をせず受け入れてもらえる時をみて介護にかかわった。そのような関わりを続けていくことによって、認知症の利用者であってもこちらの気持ちが伝わるようで、脅す言葉は出るもののスタッフへの暴力行為はなくなった。

認知症の問題行動は、介護にとって問題行動なのであって、本人にとっては理由があることを理解して本人の意向を聞き取り、原因を探して取り除いてあげることが解決への一歩である。また、ホームに入居したことで、家族(妻)への暴力を防げることや介護に悩んでいた娘の相談相手になることができ、家族の不安と介護負担を解消する事で家族に感謝してもらうことができた。

職員募集(総合職、夜勤サポート)

2013年3月27日 水曜日

・株式会社メディケア・リハビリ 営業推進本部の総合職(正社員)

・有料老人ホームケアホーム羽曳が丘の夜勤サポート(パート)

を募集しています。詳細は、職員募集のページをご覧ください。

ハートケア通信4月号

2013年3月25日 月曜日

ハートケア通信4月号をアップしました。

職員募集(送迎スタッフ、機能訓練指導員)

2013年3月21日 木曜日

・デイセンターリハビリプラザ富田林の送迎スタッフ(パート)

・デイセンターリハビリプラザ守口の機能訓練指導員(正社員)

を募集しています。詳細は、職員募集のページをご覧ください。

『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ

2013年3月21日 木曜日

事例集とヒヤリ・ハットのページに「ケアプラン(成功事例):うつ症状のある閉じこもりがちな独居男性の支援」を掲載しました。

ケアプラン(成功事例):うつ症状のある閉じこもりがちな独居男性の支援

2013年3月21日 木曜日

本人像:70代男性/要介護2 変形性腰椎症 不安神経症

 

利用までの経緯

主治医より生活面に援助が必要と相談があり、援助サービスが始まる。 当時は、妻は存命しており夫婦二人で生活していた。一人娘を数十年前に不慮の事故で亡くしてから二人ともうつ症状を発症し精神科に通院していた。妻が3年前に死去してから独居になった男性は、日中は布団に横になり、家の雨戸は閉めっぱなしで近所の付き合いは挨拶程度。本人はヘルパーの援助をうけたいと思っているためケアプランを立てる。


解決すべき課題

うつ症状がある閉じこもりがちな男性で、こだわりが強く、几帳面で他者との関わりを好まないため、ヘルパーの適切な援助が十分にできず、栄養不足や清潔の保持ができていない状態にある。妻が生存中には一緒に精神科を定期的に受診していたが今は行っていない。栄養不足のため主治医から通院時に点滴を受けており、入院検査も進められているが拒否している。日常生活動作の低下や視力低下により、自立した通院が困難。また、腰痛があるため買い物や掃除ができずに困っている。


援助の方針と働きかけ

 本人の在宅支援を支えるために、生活のペースや状況を配慮して行う。主治医やサービス事業所との連携をとりつつ、本人が住み慣れた家で安全で安心した生活を継続していけるように一緒に考えながら支援していく。


(1)当初の働きかけ

経済的なこともあり、本人はサービスの利用には消極的であった。洗濯やトイレ風呂掃除など清潔の保持のため必要と思われる援助については拒否がある(汚していて人に見られたくないようである)。デイサービスの利用を提案したがお金の不安や施設に自分が受け入れられるかの不安を理由に拒否される。しかし、ヘルパーやケアマネージャーの訪問の受け入れは良く、好意的に対応してくれる。無理難題を言う事もなくいつも感謝の言葉を口にしている。妻の死後一時は死にたいと自殺をほのめかす言動があったが、その時に市の高齢介護課に相談し、保健センターから看護師の訪問や、主治医、精神科医師、サービス事業所との協力や連携をとり、状態観察しながら、孤立しないよう援助を行った。


(2)状況の進展

本人が栄養失調の疑いで緊急入院したことで、他県から妹が駆け付けた。本人の状況を心配し、隣の市に住む妹の娘(姪)が中心となって今後の生活支援について相談することになった。一週間後に本人の退院の許可がおりると、病院のメディカルソーシャルワーカー・本人・家族との間で福祉用具の活用・ヘルパーの援助回数の見直し、デイサービスの利用を話し合った。その結果、ヘルパー援助回数の見直しとデイサービスの利用が決まった。


 結果とまとめ 

 入院を機に栄養失調の他には特に悪いところがないと分かり、本人が抱えていた病気に対する不安が解消され、生きていく自信がつくとともに、家族が心配してくれたことや介護サービス提供者が家族と一緒に見守ってくれるという安心を感じたことで、本人の心の扉が開かれたようで、以前にあった洗濯・トイレ掃除の拒否やデイサービス拒否がなくなり、歩行についても屋内では杖をつかなくなるほど改善された。最近は声のトーンにも勢いがあり、話しや表情も少し明るくなってきたように思われる。 信頼している主治医やヘルパーサービス事業所と連携をとり、本人の気持ちや自尊心を守りながら、訪問や関わりを持ち、ゆっくりと信頼関係を作り上げてきたことが、本人の気持を前向きにさせたと思われる。今後も、本人を中心とし、家族、主治医、サービス事業所と連携をとり、本人の意向や気持ちを大切に見守りながら、本人が孤独を感じないよう、住み慣れた家で生活できるよう支援していきたい。

職員募集(介護職員)

2013年3月15日 金曜日

デイセンターリハビリプラザ藤井寺の介護職員(パート)を募集しています。

詳細は、職員募集のページをご覧ください。

ケアホームだより3月号

2013年3月15日 金曜日

ケアホームだより3月号をアップしました。