2012年7月 のアーカイブ

職員募集(看護職員)

2012年7月31日 火曜日

デイセンターリハビリプラザ門真の看護職員(パート)を募集しています。

詳細は、職員募集のページをご覧ください。

営業所通信8月号

2012年7月30日 月曜日

営業所通信8月号をアップしました。

『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ

2012年7月27日 金曜日

事例 『有料老人ホーム(成功事例):利用者に寄り添った介護による認知症ケア』を事例集とヒヤリ・ハットのページにUPしました。

有料老人ホーム(成功事例):利用者に寄り添った介護による認知症ケア

2012年7月27日 金曜日

 

本人像:60代女性/要介護5 若年性アルツハイマー病



利用までの経緯 

入居していた他県の老人ホームでは面会に行っても生活場面を見せてもらえず、娘が母親の状況に不安を持って相談に来た。自宅介護はできないが、自宅近くで安心できて、少しでも介護に関われるような施設を希望し、当ホーム入居となる。ホームに来た当初は能面のように表情はなく、1日中徘徊していた。また、片側に体が傾いた体勢で歩行するため、疲れると不安定になり転倒の危険があった。



援助の方針と働きかけ 

 (1)異食行為や転倒に配慮した環境整備

入居当初から1日中徘徊しているので、常に職員が交代で付き添い、転倒に配慮しながら見守り重視で対応し、職員間で危険を回避できるような環境づくりを話し合った。徘徊の時は壁を手で擦りながら歩くため、廊下の展示物などは画鋲を使わず両面テープで貼り付けた。また、本人が触りそうなものはすべて収納して危険物を取り除いた。

さらに、居室内でも口に入れる可能性のある物は、家族と相談してできる限り撤去し、ベッドから立ち上がり転倒の危険もあるため、布団で寝てもらうようにした。このような環境整備により、本人の行動を制止することなく、なるべく自由に行動できるよう配慮した。


(2)言葉かけを心がけた介護

入居当初は表情がなく、言語コミュニケーションも困難であったため、本人と意思疎通を図りたいという家族や職員の思いから、常に言葉かけをすることで本人の感情に何らかの思いが届くような介護を心がけた。

例えば、徘徊に付き添うときにも窓から外が見えれば「今日は良いお天気ですね」などその時見えるものについて語りかけるように言葉をかけた。また、着脱介助の際も会話を通して本人の動きに合わせて介助を行った。徘徊の途中で休憩を取ってもらうよう誘導する際も、無理に休憩してもらうのではなく、本人の居室を通った時を見計らって「少し休憩しましょうか」と言って職員が横になり、一緒に添い寝をすることで安心して眠りに入ってもらった。職員は、すべてにおいてできる限り本人の意思に添い、ペースを乱さない介助を目指した。


(3)残存能力を生かした介護

以前のホームでは食事は全介助だったが、まずは本人が食事を前にしてどのような反応をするのかを見てみることにした。家族も食事はできないと聞いていたため、絶対無理だと思い込んでいたが、本人の前に食事を置き、箸とスプーンとフォークを並べて好きに食べてもらえる状態にした。すると自然に箸を手に取り、スムーズに口まで運びニコニコしておいしそうに上手に食事をした。その様子を遠くで見ていた家族は、本当に驚き、目に涙を浮かべて喜んだ。


(4)家族との連携

生活の様子を知りたいという家族の希望があったため、食事やおやつの時間面会に来て、一緒にお茶を飲んで過ごしたりした。ホームの行事を知らせるとできるだけ参加したり、そうした家族の関わりも本人にとって大きな安心感になったといえる。また、お正月の飾りつけなど異食行為が心配されるときも、例年通りの飾り付けを希望し、「見守りが必要な時はホームに行きます」と言って協力してくれた。



結果とまとめ

言葉かけを大切にして本人に寄り添った介護に努めたことで、当初はまったく表情のなかった利用者が、次第に職員の声かけに表情を見せ始め、うなずき、名前を呼ぶと返事してくれるようになった。また、静止することにストレスを持ちそれを歯ぎしりで訴えるなど、次第に意思表示も出てきた。機嫌の良いときには歌を歌い、安心して寛いで生活できるようになった。家族が訪問するととてもにこやかな表情で喜ぶようになり、家族もそんな様子にとても感動した。

できるだけ抑制せず自由に残存能力を生かして生活を送ってほしいという職員の願いや介護姿勢が、本人の生活に大きな成果となって表れた言える。また、見守りが必要であれば家族がホームに来て協力するなど、常に家族とも連携がとれており、そのことが本人にも良い影響を与えていると思われる。介護の質は、利用者の現在ある能力に対し、悪い影響をも良い影響をも与えることが可能であると言える。当初は介護が続けられるか大きな不安の中スタートしたが、家族の強い思いと、全職員の統一した介護姿勢が功を奏した。

ハートケア通信8月号

2012年7月27日 金曜日

ハートケア通信8月号をアップしました。

NPO法人ケア・ユニゾン主催『人権研修』のご報告

2012年7月26日 木曜日

7月18日(水)社会福祉法人 日本コイノニア福祉会 泉十次先生による「高齢者の人権・プライバシー保護について」の研修を開催しました。今回からはプライバシー保護についてもお話いただきました。個人情報とプライバシーの違いや、歴史的背景を交えての人権の話など改めて考えなおすことができました。
福祉事業に関っておられる地域事業所からもたくさんご参加いただき、「自分の理解を深めることができ、改めて高齢者の人権について考えなおすことができた。」「難しい内容をわかりやすく話してくれた。」等の感想が寄せられました。今後も福祉事業に求められる行動規範に関る研修の開催を継続してまいります。
猛暑が続く中たくさんのご参加ありがとうございました。

職員募集(介護職員)

2012年7月24日 火曜日

デイセンターリハビリプラザ藤井寺の介護職員(パート)を募集しています。

詳細は、職員募集のページをご覧ください。

『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ

2012年7月20日 金曜日

事例 『訪問介護(成功事例):家族と協力して独居生活を快適に』を事例集とヒヤリ・ハットのページにUPしました。

訪問介護(成功事例):家族と協力して独居生活を快適に

2012年7月20日 金曜日

 

本人像:80代男性/要介護1 高血圧症 脳梗塞 パーキンソン 認知症



利用までの経緯

妻の死去後認知症状が見られ、食事が偏り、日時の理解が低下した。自分で車を運転して買い物に行くことを楽しみにしていたが、大量に食品を購入してしまったり、金銭の計算ができなくなってきたりしている。認知症の他に、疾病によるふらつき、下肢筋力の低下によりしゃがむなどの動作が困難で、掃除などの家事ができない。尿失禁があり、老いたという自覚はあるが、まだ動けるとの過信もある。本人は、夜間の不安感から同居の希望も持っているが、長男・次男ともに事情があり同居は難しい状態である。独居生活になった本人を心配して家族が助言するが、耳に入らずすぐカッとなって自分の意見を押し通していた。金銭的なこともあり、家族は施設入所は考えておらず在宅生活の継続を希望しているため、ヘルパー導入となる。認知症・下肢筋力の低下を予防するためデイの利用を勧めるが、対人関係に消極的で、なかなか受け入れができない状態である。



援助の方針と働きかけ

認知症が進行する中、本人・家族共に独居生活に不安を感じていた。そのため、息子夫婦が訪問できない平日の、1日1回決まった時間にヘルパーがサービス(食事・掃除・洗濯など)に入ることで、安全で安心した生活を送り、規則正しい生活リズムをつくれるよう支援した。また。1日1回のヘルパーのサービスが、本人にとって人との関わりの機会となることも念頭において、コミュニケーションを大切にした援助を心がけた。


(1)規則正しい生活に向けた援助

寝起きが悪いため、午前のサービスのときに応答がなかったり、夕方の買い物サービスのときにヘルパーのことを忘れて入浴していたりということが多々あった。ヘルパーは根気よくインターホンを鳴らし、本人が出てくるのをひたすら待つことも多かったが、2~3ヶ月たつ頃にはヘルパーの訪問時間も覚えられるようになり、生活リズムや時間の観念がついてきた。また、生活リズムが乱れるのを防ぐために、できるだけ決まった時間に食事を提供できるようにした。


(2)コミュニケーション

頑固な性格で指図されることが大嫌いで、家族からのアドバイスも、言い方によっては怒り出し聞く耳を持たなくなることもあった。例えば、「薬を飲み忘れていましたよ」と指摘すると「この薬は飲まなくてもいい」と拒否するので、さりげなく目に付くところに薬を置いたり、「食後の薬はこれですね」と、本人のプライドを傷つけず、誘いかけるような声かけで対応した。

対人関係に消極的であり、ヘルパーが訪問しなければ1日中誰とも会話しないため、サービス提供中には積極的に会話するようにした。家族には頑固でやりにくい面も多いが、他人には良い顔を見せるので、ヘルパーには素直に対応し嫌がらずに話もしてくれた。

また、ヘルパー訪問日には長男の嫁が食事メニューを決めて食材を準備しているが、必ずしも決められたとおりに調理するのではなく、味付け・メニューなどを一緒に考えながら調理するようにし、コミュニケーションをとりながら積極的に自分の生活へ関われるよう支援した。


(3)家族との連携

息子夫婦は共働きで忙しく生活しているが、長男の嫁は忙しい中でも舅の独居生活を気にかけ、食材の準備など介護に協力的である。

また、通院は長男が同行し、休日には長男夫婦が交代でカラオケや銭湯・買い物に連れ出すなど、本人の希望をできる限り優先し、協力的に関わっている。

週3日家族が訪れ、その他の曜日にヘルパーや配食サービスのスタッフが訪問するなど、毎日1回は誰かが訪問して安否確認ができるように利用者を見守った。また同時に、毎日1回は誰かと話す機会を作り、人との関わりを持てるよう家族とヘルパーがしっかり連携をとって独居生活を支えた。



結果とまとめ

物忘れがひどく、最近は食事をしたことを忘れ過食傾向も見られるなど認知症状は進行している。しかし毎日決まった時間にヘルパーが訪問し、毎日が決められたスケジュールで動いていることが、精神的に安定した生活につながっていると思われる。また、家族も積極的に介護に携わっており、忙しい中でもたびたび訪問し、休日には本人の楽しみを優先している。

認知症の独居高齢者でも、家族とヘルパーが協力体制を取って生活リズムを確保し、日常生活を支えていることが、独居在宅生活の維持安定に繋がっている事例である。

青蓮荘・ケアホーム ご利用料金改定のお知らせ

2012年7月20日 金曜日

平成24年7月より、有料老人ホーム青蓮荘、ケアホーム羽曳が丘、ケアホーム春日丘、ケアホーム西羽曳が丘のご利用料金を改定しました。

食事代等を値下げし、より皆様にご利用していただきやすい料金体系となっております。

新料金の詳細につきましては、お気軽に各有料老人ホームまでお問い合わせください。

青蓮荘 新料金表はこちら

ケアホーム羽曳が丘・ケアホーム春日丘・ケアホーム西羽曳が丘 新料金表はこちら